今後の読書計画

先日、本棚の本を少し整理整頓した。書店に行った時、「この本持ってた気がするけど、はて…どうだったかな?」と思うことが増えたからだ。いざ、本棚の奥から本を出してみると、「これ持ってたんだ…」と思う本が何冊かあった。やっぱり、本棚の点検は定期的にしないとダメですね。特にうちのように、本を二重三重に詰め込んでしまっている場合などは…。

本棚を増やす計画も宙に浮いたまま。新しく一つ買いたいとずっと思っているのだけれど、リビングに背の高い家具がもう一つ増えると圧迫感が増すし、地震の時にも怖いな…などと考えて、なかなか踏み切れない。かといって寝室に置くのはもっと怖いし…リビングくらいにしか置くところがない。

まあ、当面はこのまましのいで、なんとか未読本の山を少しでも減らしていくしかないかな…。

というわけで、どんどん本を読んでいかなければならない。GWで何冊か読めるかと思っていたのだけれど、たいして読み進められず。最近になってやっと『騎士団長殺し:第1部 顕れるイデア編』を読み終えた。すぐ2巻にも取り掛かっている。

内田洋子さんの本も今2冊読んでいる。ともに半分くらいのところにさしかかってはいるが、家では分厚くて重い『騎士団長〜』を読むことが多く、内田さんの本は外出時に持っていくことにしているので、少しずつしか読み進められていない。

今月中あと1回2連休があるので、今月末くらいには、これらの読みかけの本を読み終えたい。今後、新しい本としては先日買ったばかりの『須賀敦子エッセンス1 仲間たち、そして家族』や、堀江敏幸『坂を見あげて』『曇天記』を読んでいきたい。

先日、面白そうだと思って買った、ハビエル・アスペイティア『ヴェネツィアの出版人』(作品社)、『失われた手稿譜 (ヴィヴァルディをめぐる物語)』(東京創元社)などもあるし、未読の新潮クレスト・ブックスも何冊か控えている。ペースを上げてどんどん読んでいかなくては…。
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「須賀敦子エッセンス」「須賀敦子の本棚」刊行

早いもので、須賀敦子さんが亡くなってもう20年。そんな中、関連する書籍の出版が相次いでいて、愛読者としても嬉しい悲鳴を上げている。

今月からは「須賀敦子エッセンス」の刊行が始まった。第1巻は『仲間たち、そして家族』。

このシリーズは、担当編集者だった湯川豊氏によるアンソロジーとのこと。これまでエッセイは全集であらかた読んでしまっている身としても、新たな視点で編まれたシリーズを通じて、久しぶりに須賀敦子さんの文章を味わいたいと思う。装丁も素敵で、集めたくなる。


そして、来月からは「須賀敦子の本棚」の刊行が始まる。須賀さんが愛読した作家たちの作品を集めたシリーズ。中には、須賀さん自らが訳したものもある。

最初は、『神曲 地獄篇: 第1歌~第17歌』。『神曲』は、文庫本でひと通り持っているけれど、まだ読んでいない…。手ごわそうだけれど、須賀さんの、こちらの胸にすっと入ってくる文章で翻訳を読めるのは嬉しい。教えを受けたという藤谷道夫さんが、須賀さんの遺志を継いで完成させているという。

このシリーズは今後、ウィラ・キャザー『大司教に死来る』(須賀敦子訳)、ナタリア・ギンズブルグ『小さな徳』(白崎容子訳)、 エルサ・モランテ『噓と魔法(上・下)』(北代美和子訳)などと続いていく。

この中では特に、エルサ・モランテが楽しみ。モランテについては、須賀さんのエッセイでしばしば言及され、読みたいと思っていたが、日本語に訳されている作品が少ないのだ。子供向けのお話を除けば、今、書店で手に入るのは、池澤夏樹個人編集の世界文学全集に入っている『アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家』と、『アンダルシアの肩かけ』くらい? 2冊とも持っているのだが、そういえばまだ読んでいない(汗)

ともあれ、今年は須賀さんによる文章をたくさん読めそうで、楽しみだ。

GWの読書

ゴールデンウイークは、例年通り、たいして長い連休はない。それでも多少、仕事は少なくなるし、普段よりは連休がもらえる。今年は前半の4月の2連休(土、日すなわち昨日と今日)、そして5月のGW後半に3連休がある。

特になんの予定も立ててなく、遠出はするつもりはないので、家でのんびりしたり、近場の街に出かけたりするくらい。普段できないような掃除や大物の洗濯もしたいし、ピアノの練習や語学の勉強もしなければいけないが、その中でなるべく読書の時間もつくりたいと思っている。

今、リビングのコーヒーテーブルに未読本や読みかけの本が積み上がっている。村上春樹『騎士団長殺し』の第1巻、そして堀江敏幸『坂を見あげて』(中央公論新社)、内田洋子『対岸のヴェネツィア』(集英社)、『ボローニャの吐息』(小学館)を中心に読んでいるが、そのほかにも外出時用の文庫本として宮下奈都『羊と鋼の森』(文春文庫)も読み始めた。

並行して何冊も読んでいるのでなかなか進まないが、連休が終わる頃までにはこれらを全て読み終えたい。

そのほかにもテーブルに積まれている本はまだまだたくさんあるので、一冊でも多く読みたい。家にいるといろいろと気が散るから、本を読むときには外出して、落ち着くカフェかどこかで読んでもいいかもしれない…

『昏い水』など購入

最近、本をまとめ買いしている。相変わらず、読書はあまりはかどっていると言えないが、「小説を読みたい」という意欲だけは湧いてきたのだ。

晴れて気持ちの良い日にはベランダに出て本を読み、今日のように雨がしとしと降っている日には、室内でコーヒーや、時にお酒などを飲みながら本を読む(あまりお酒の量が過ぎると、読書どころではなくなってしまうが)。

今年に入って買った本だけでも、かなりの量になってきた。まだまだ欲しい本もあるし、読むペースを上げていかなければ。

最近買った本は、マーガレット・ドラブル『昏い水』、グレアム・スウィフト
マザリング・サンデー』(ともに新潮クレスト・ブックス)、そしてイタロ・カルヴィーノ『最後に鴉がやってくる』(国書刊行会)。

カルヴィーノは「短篇小説の快楽」と題されたシリーズの最終刊。
イタリア語をかじっていて、イタリア旅行が好きで、本もイタリア文学というだけでつい買ってしまうのだけれど、カルヴィーノの小説はまともに読み終えられたためしがない…。なぜか途中で挫折してしまうのだ。なぜだろう? 

でもこれまでは長編だったし、面白いところに差し掛かる前に、なんとなく中断してしまっただけかもしれない…。この本は短編集なので、気分も新たにチャレンジしてみようと思っている。

ドラブルは、『碾臼』(河出文庫)が読みかけのまま、どこかの本の山に埋もれているはず…。
これも、初めの方のほんの数ページを試しに読んでみただけ。ちょっとかじって、そのうち続きを読もうと思いつつ、つい忘れてしまうからいけないのだな…。

ともかく、最近、面白そうな本がたくさん出ているような気がする。それとも、こちらの心持ちによるものなのだろうか。前向きな、良い兆候だと思うので、この機をとらえて、また本をたくさん読んでいけるようにしたい。

久々の連休

久々の連休。気持ちのいい天気なので、午後に起きてコーヒーを入れベランダで本を読んだ。こういうなんでもないことがなんだか嬉しい。
近くの公園からは子供たちの声に交じって、散りかけの花見(というより酒盛り?)を楽しむ大人たちの野太い声が聞こえてきてちょっと興ざめではあるのだけれど…(汗)

読んだ本は、今更ながら、村上春樹『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』。発売からもう1年以上たってしまった。最初の方だけ読んで、あとは日々の忙しさに紛れていつの間にか、読みかけ本の下の方に埋もれてしまっていた…。
未読本は言うに及ばず、読みかけの本もずいぶん増えてしまった。分厚くて、読みやすい本から消化していこうという計画。

買う方は、ネットで注文していた堀江敏幸『曇天記』(都市出版)や『坂を見あげて』(中央公論新社)が最近届いた。あとは、『失われた手稿譜 (ヴィヴァルディをめぐる物語)』(フェデリーコ・マリア・サルデッリ、東京創元社)も面白そうだなと思って注文した。

最近、Amazonが本を5冊買うと8%ポイントをつけてくれるキャンペーンもしているので(いつまで続くのかな)、本をまとめ買いすることが増えている。

「須賀敦子の本棚」シリーズも河出書房新社から刊行が始まって、今年は楽しみが多そう。

久しぶりの更新

すっかり久しぶりの更新となってしまった。5カ月ぶり? 

最近、確かに本が読めない。言い訳じみてしまうけれど、
仕事でもずっと目を酷使して、頭を使って…。
ずっとやってきた仕事だけれど、最近、やはり年齢のせいもあるのか、
疲れが蓄積してきているのを感じる。

帰宅後は、疲れ果ててしまって、ぼーっとしたり、
あまり頭を使わずに済むようなことをして過ごすことが増えた。


本はバッグの中、枕元、リビングのカフェテーブルの上、
そしてトイレの中…といろんなところに置いてあって、
いつでも手に取れるようにしている。それでもあまり読み進められない。

電車に乗る時間が減ってしまったのも大きいかもしれない。
職場や繁華街から比較的近いところに住むようになって、
歩くことが増え、…となると歩きながら本は読めないので、
本を持ち歩いていても一度も開かずに帰宅するようなことも増えた。

それでも、本を読みたい、読まなければ…という気持ちは
相変わらず強く持ち続けていて、本もちょくちょく買っているし、
膨大な未読本を抱えてもいる。

年齢を重ねるにつれ、仕事の負担も増えてきてきたけれど、
なるべく仕事とプライベートは切り離し、気持ちをすっぱり切り替えて、
家ではゆったりとした気分で読書に励むことができたらなあ…と思う。

『十二章のイタリア』読了

ゆっくり、ゆっくり読んでいた内田洋子『十二章のイタリア』(東京創元社)を読み終えた。

内田さんのエッセイは、ここのところ出るたびに買っていて、あまり間をあけずに読んでいるけれど(スランプでも内田さんのエッセイは読める…)、この本は特に面白かった。なぜなら、本や辞書など、内田さんがイタリアでこれまで出会ってきた書物をテーマとしたエッセイが収められているからだ。

でももちろん、本のことばかりが論じられているわけではない。イタリア生活で出会ったさまざまな人たちの人間模様が、本というキーワードを介してまとめられている。だから、これまでのエッセイ集と共通したモチーフもある。でも、この本はいつもの、イタリアで出会った人たちを主人公にして著者は一歩引いたエッセイたちよりも、内田さんの自伝的要素が多くちりばめられていて、自分はそこに興味をひかれた。


11章の「テゼオの船」で、ウンベルト・エーコによる、素敵な言葉を見つけた。「本を読まない人は、七十歳になればひとつの人生だけを生きたことになる。その人の人生だ。しかし本を読む人は、五千年を生きる。本を読むということは、不滅の過去と出会うことだからだ」

もっともっと、本を読もうと思う。

今年の夏こそ…

結局、あまり本が読めない日々が続いている。

仕事から帰ってくると、疲れてしまって(特に目が…)本を読む気になれない。趣味のピアノの練習もしなければならないし…。というわけで、まあ完全に言い訳なのだけれど、数カ月間、ほとんど本が読み進められないでいた。

先週、やっとピアノ関係のイベントが終わったので、本を手に取ることができる余裕ができた。もうずいぶん前に読み始めた内田洋子『ロベルトからの手紙』(文藝春秋)をやっと読み終え、次は何を読もうかと考えているところ。

読むほうはなかなか捗らないけれど、次に読む本を考えるのはとても楽しいひととき。買ったものの、読まずに積んである本ならたくさんある(自慢できることじゃないけれど)。

今年の夏こそは、この中の何冊かは読み終えることができるといいのだけれど…

未読本の山

さきほど記事をアップしようとしたら、
ログイン画面が出てきてしまい、
せっかく書いた文章がどこかへ消えてしまった。
少々萎えるけれど、気を取り直して
もう一度書き直そうと思う(涙)。



GWになると、普段より仕事も少し楽になって、
心の余裕ができて、読書もはかどりそうな気がする。
…というわけで今年のGWは未読本の山を少しずつ
減らしていきたい。


未読の山といってもたくさんあるけれど(汗)
最新の山に積まれているものは、

ポール・オースター『内面からの報告書』『冬の日誌』(ともに新潮社)
村上春樹『騎士団長殺し』(新潮社)の2冊
内田洋子『ボローニャの吐息』(小学館)
トリエステの亡霊――サーバ、ジョイス、ズヴェーヴォ』(みすず書房)
プルーストと過ごす夏』(光文社)

などなど。


このうち、『トリエステの亡霊』や『プルーストと過ごす夏』などは、
そもそもジョイスやズヴェーヴォ、プルーストを読んでからでないと
十分面白さが味わえないのかもしれないし、そうなると、いったい
いつになったら手をつけられることやら…

『失われた時を求めて』はいつも、読もう読もうと思って
就寝前に本を開いたりするのだけれど、すぐに眠りに落ちてしまって
なかなか進まない。
でもまあ、こういうのんびりした読書もいいかと…。


このGWは、まずは読みやすそうな、内田さんや村上さんの
本から手をつけていこうかと思う。

『音の糸』など読書中

恩田陸『蜜蜂と遠雷』とか青柳いづみこ『ショパン・コンクール - 最高峰の舞台を読み解く』などを読んだのに続き、現在は堀江敏幸『音の糸』(小学館)を読んでいる。

奇しくも、音楽についての本が続いているが、あえてそうしているわけではなく、偶然だ。でも気分的に、音楽についての本を欲しているのかもしれない。


堀江さんの本は、もちろん、いつも楽しみにしているのだが、エッセイの中には、自分にとって難しいと思う本もあり(特に文芸関係のものなど)、ちょっと緊張感をもって読むことも多いのだけれど、この『音の糸』は本当に、リラックスして、ひたすら楽しく読んでいる。

もともとは、音楽雑誌への連載だったということで、少し親しみやすく感じるのかもしれないし、固有名詞の問題も大きいかもしれない。自分にとって馴染みのあるものが、比較的多いのだ。

この本に出てくる音盤自体は多分、ほとんど聴いていないと思う。でも言及されるピアニスト、指揮者の中には、自分も好んで聴いてきた人も多い。聴いたことがなくても、少なくとも名前くらいは知っている…。


でも堀江さんの筆にかかると、今すぐにでも実物を聴きたくなる。もちろん、エッセイの中で度々述べられるように、部屋などの環境、再生する機器が違うのだから、まったく同じ音にはなりようがないのだけれど、それでも聴きたくなる。

で、ついついAmazonで注文してしまう…。

しばらくは、書籍よりも、購入するCDの量が増えてしまいそう。



そのほか、内田洋子『ロベルトからの手紙』(文藝春秋)も少し読みかけているし、村上春樹『騎士団長殺し』(新潮社)の2冊も買ってある。

陽気はようやく春めいてきたけれど、まだまだ夜は冷え込む。部屋のなかでぬくぬくと読書をすることにしよう。

ノンフィクションなどに手が伸びる…

秋の初めごろまでは、これからは小説をどんどん読んでいこう!と、やる気満々だったのだけれど…

秋をほとんどすっ飛ばしていきなり冬が来て、寒くて何をするにもおっくう。寒い部屋でじっと本を読んでいると、体が芯から冷えてしまう。最近はあまりに寒いので、暖房を入れてしまっているけれど…。


夜の長い冬は読書にもってこい、だとは思うのだけれど、なぜか小説を手に取る気分になかなかなれない。なので最近はノンフィクションものを中心に読んでいる。

青柳いづみこさんの『ショパン・コンクール』(中公新書)を読んだり、あとは最近買ってきた『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』(新潮社)を読んだり。


『最後の秘境〜』は、個人的に芸大に興味があるので思わず買ってしまった。ずっとピアノをやってきて、自分はそこを目指せるようなレベルではなかったけれど、芸大出身の先生に見てもらったりしたこともある。
ずば抜けてうまい人しか行けないから、雲の上の存在だけど、現にそこを卒業した人は、何人か知っている。でも実際、中がどんなふうになっているのか、あまり知らない。
…というわけで、少し気になる存在ではあったのだ。

半分くらい読んできて、妻が芸大生だという筆者の語り口が大げさだったり、ステレオタイプなものの見方が気になったり、という部分もあるのだけれど、それでも現に在籍する学生たちの語るエピソードにはやはり面白いものもあって、楽しんで読んでいる。

そして個人的に、美術学部についてはほとんど縁がないので、へえ、と思うところがたくさんある。

正直、美術も音楽も、芸大は入るのはとてつもなく難しいのに、出たからといって即成功するわけでもない、とても厳しい世界だけれど、それでも自分の道を極めようと頑張っている人たちはやはり魅力的だと思う。


それは『ショパン・コンクール』を読んでいても感じること。ショパンコンクールは出るだけでも本当に大変なコンクールなのに、運営の面で毎回、ごたごたがあり、出場者たちが振り回されている。実力があっても、入賞がかなわなかったりする人もたくさんいるだろう。それでもやはり、キラリと光る才能はちゃんと見いだされたりもする。

コンクールに上位入賞したとしても、その後は自分次第。それだけで将来にわたっての成功が約束されるわけではない。
でも、若い彼らにとってそのコンクールがすごく重要な意味を持つのも確か。だから、せめて運営面のことは、もうちょっとなんとかならないものかな、とも思う。


いろんな本をつまみ読み…

やっと涼しくなってきて読書日和なのだけれど、次々くる台風のせいで?頭が重く、なかなか読書がはかどらない…。

なかなか一冊に入り込めないので、いろんな本を並行して、つまみ読み。つまみ読み、といっても、どの本も最後までちゃんと読むつもりではありますよ。ただ今はいろんな本に手を出してしまっている状態なだけで。

でもこんな読み方もいいかな、少なくとも全然読まないよりは…。それに複数の本を読んでいると、思わぬつながり、発見があったりすることもあって、それはそれで楽しい。


今、何を読んでいるかというと、まず『アイルランドモノ語り』(栩木伸明、みすず書房)。
ウィリアム・トレヴァーなどの訳者としてもおなじみの著者による、モノを通じてアイルランド文化を紹介するエッセイ集。

個人的に、小説を少し読んでいる以外にはアイルランド文化についてはよく知らないので、読むこと全てが新鮮。ジョイスとかイェイツなどといったアイルランド文学をこれまでに読んでいればもっと楽しめたのかな。


あとは、『煉瓦を運ぶ』(アレクサンダー・マクラウド、新潮クレスト・ブックス)。アリステア・マクラウドの息子さんによる短編集、ということで手に取った一冊だが、まだあまり小説の世界に入り込めていない。でも短編集だから、一編ずつ、ゆっくり読んでいけばいいかな…。


もう一冊、小説としては、タブッキによる一作目の作品『イタリア広場』(白水社)。

随分前に買っていた本だけど、少し読んで、そのままになっていたものをあらためて今読み始めた。一族の物語なのだけれど、相関図を見ながらでないと頭がごちゃごちゃになって、ちょっと入りにくい。だから前回も少し読んだだけで中断してしまったのだった。デビュー作とはいえ、やはりタブッキらしさ満開なので、早く物語の世界に入り込みたい。


その他、『ショパン・コンクール - 最高峰の舞台を読み解く』(青柳いづみこ、中公新書)を買ってきたので、それを通勤途中で読んだり、あとは就寝前に『須賀敦子の手紙』をすこしずつ読んだり。

早く台風や低気圧が去って、爽やかな秋晴れの日々が戻って来るのが待ち遠しい。そうしたら読書ももっとはかどるかな?



『須賀敦子の手紙』など読書中

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通』(つるとはな)を読み始めた。

須賀さんが夫を亡くしてしばらくしてイタリアから戻った後、日本で出会った若い友人「すまさん」。彼女はやがて結婚し夫とともに渡米してしまうが、その後も手紙でずっとやりとりしていた。この本では、それらの手紙がまとめられている。

これまでに、須賀敦子全集などで多くのエッセイ読んできたけれど、そこから想像していた須賀さんの姿とはイメージが少し違っていて面白い。なんというか、素顔はこんなだったんだーという感じ。


エッセイは、イタリアやフランスでの出来事やそこで出会った人々のことを書いたものが多いので、この日本人の「すまさん」という友人の話を読んだ覚えはなかった。

異国の地での出来事を描いたエッセイは、やはりどこか緊張感が漂っているし、それに若かった頃の須賀さんの自分への厳しさみたいなものがにじみ出ていて、自分はこれからどうすべきかとか、もっと学ばなくてはという覚悟が示されているものが多かった印象がある。
そこから、どこか孤高の…というか、なんとなく真面目で(自分に)厳しそうな須賀さんのイメージが出来上がってしまっていた。


もちろん、そういう面はあるのだろうけど、私的な手紙から見える須賀さんの姿は、本当にお茶目でチャーミング。人並みに(?)やりたくない仕事や勉強から逃げていたり、冗談ばかり言っていたり、とても親しみが持てるのだ。

須賀さんの没後にまとめられた、知人たちによるエピソードをまとめた本などで、彼女が面白い人で本当に友達が多かったとか、そんな話を読んでいたけれど、正直、社交的で冗談好きな須賀さんというのがピンとこなかった。でも、手紙を読んでいっぺんに納得が行った感じ。

この本はとっても素敵な本で、須賀さんの手紙がそのまま写真で掲載されていて、その筆跡から手紙を書いた時の須賀さんの気分まで伝わってくるようなのだ。帰宅して「すまさん」からの手紙を見つけ、息せき切って返信を書く須賀さんの姿が目に浮かぶ。

大切に、少しずつ読んでいきたいと思う。


今度こそ…

最近、書店へ行っていない。本当は行きたいのだが、街へ出る時間があまりなかったのと、あとは新たに買う本を少しセーブしたいと思っているからだ。

大変な思いをして引っ越しを済ませた後、今度こそ本当に本当に、本を減らそうと思った(そしていまだに、本棚に収まらず床にはみ出している本の山がある)。

減らす…というか、まず持っている本を一度すべて把握して、読んでいない本はなるべく一冊でも多く読み、読んだ本は、この先も持ちつづけるのか、それとも多分もう読まないので手放すのか…などといったことを洗い直したいと思っている。そして増やす場合は慎重に。

もちろん、自分にとってマストの本は、これからも買う。好きな著者の本、あるいはイタリア関係の本、美術・音楽の本などで「これは」という本などは買っていく。

でもジャケ買いのように、なんかこの本良さそう、という感じで買う本は極力減らそうと思う。良さそうと思っても波長が合わず、結局読まないまま…というものも多かったから。寂しいけど、大好きなのに読めていない本もたくさんある現状では、新しい出会いはセーブしていくしかない…。

本当は、新しく出た本の情報だけは常に仕入れつつ、買うのは我慢できればいいのだけれど、なかなか難しい。というわけで、本屋さんにもあまり近づかないほうが…というわけだ。でももうそろそろ、一度覗きに行きたいとは思っている。これまでの反動でまとめ買い、というのは避けたいけれど。

プチ夏休み

実家も近いので、特にお盆で帰省したり、旅行に行ったりという予定もない。
今年もお盆休みなんて関係ないなあ、と思っていたら、
昨日、今日と連休になっていることに、おとといくらいに気づいた。

2連休でさえ、とても貴重なのだけど(最近は月に1度くらいしかない)、
人混みは嫌だし、外は熱中症の危険があるくらい暑いし。
…ということで、2日間、ほとんど家の中に引きこもっている。
  

ピアノの練習をしたり、普段あまりできないところの掃除をしたり。
テレビで五輪を見ながら、アイスラテ+アイスクリームという、
お腹が思い切り冷えそうなおやつを楽しんだり。


そして読書も楽しんでいる。だいぶ前に読み始めた
堀江敏幸『その姿の消し方』(新潮社)を少しずつ味わうようにして読んだり、
これまたずっと前から読んでいる『エデンの東 新訳版 (3)
(ハヤカワepi文庫)を手に取ったり。


『その姿の消し方』は、作中に詩が出てきたりして、
あれこれ解釈をめぐらせたりしていると
せわしない日常生活の中では、なかなか読み進めることが
できなかったのだけれど、
仕事やその他日常のごたごたから離れてリラックスした気分で読むと、
「詩人」をめぐるちょっとした探偵気分を追体験でき、
とても贅沢な気分が味わえる。

『エデンの東』もそう。とても濃密な小説なので、
やっぱり時間の制約のない中でじっくり味わいたい。

そう思うと、普段、電車やバスの中のちょっとした細切れ時間には、
もうちょっと淡々と読める物を用意したほうがいいのかもしれない…


とにかく、プチ夏休みを楽しんでいる。
明日からまた現実世界に引き戻されるのだけれど…

プロフィール

うたたねねこ

Author:うたたねねこ
いつも本を読んでいられて、おいしいコーヒーがあって、傍らに猫がいれば、とりあえず満足。
 
最近はなかなか行けませんが旅も好きなので、語学の勉強も少しずつしています。

記事の話題は主に本のこと、大好きな国イタリア・フランスのこと、語学のこと…などです。自分の気になった事柄を、こつこつと記録していけたら、と思っています。

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